ショートケーキにいちごが使われるのはなぜ？

ケーキと聞いて「いちごのショートケーキ」を最初に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
スポンジにいちご・生クリームの組み合わせが定番となっている理由には、文化と歴史が密接に関係しています。
ここでは、ショートケーキにいちごが使われるようになった背景について解説します。
▼ショートケーキにいちごが使われるようになった背景
■ショートケーキとは
本来、欧米のショートケーキはビスケット生地やスコーンを用いた焼き菓子に近い存在です。
名前の語源には諸説あり、原料のショートニングからきている説や、shortがもつ「サクサクする」という意味が由来しているなどがあります。
■基となったお菓子
アメリカで親しまれているショートケーキは、ビスケット状の生地を半分に割り、いちごとホイップクリームを挟む構造が特徴です。
大正時代に、視察でアメリカへ渡ったパティシェが、このアイデアをもとにお菓子を開発したことが起源だとされています。
■日本人好みに合わせて改良
スポンジケーキが採用されたのは、当時日本で人気だったカステラに由来しているとの説が有力です。
加えて、生クリームと相性の良い果物であるいちごをトッピングしたことで、バランスのとれた味わいが完成したと言われています。
いちごの赤色は祝いの席にも映え、誕生日やクリスマスといった行事と自然に結びついていったのです。
▼まとめ
いちごのショートケーキが定番として根付いた背景には、単なる好みを超えた文化の積み重ねがあります。
アメリカのレシピを起点とし、日本の文化に寄り添う形で定着していった結果、今の定番スタイルが築かれたとする説が有力です。
群馬の『金井いちご農園』は、自然の恵みと想いが詰まったいちごを提供しております。
甘さと酸味が絶妙に調和したいちごを、ぜひご賞味ください。